自然の多いネルソンでは、普段から野鳥を見かけることって特別じゃないかもしれません。でも「KERERŪ」って鳥は珍しいみたいです!

そんな「KERERŪ」を観測するイベントが、いまニュージーランド全土を対象として行われているようですよ!あなたも参加して、この機会にネルソンで「KERERŪ」の発見者になってみませんか?!

Introduction to Kererū Count - kaitiakitanga in action from LEARNZ on Vimeo.


そもそも「KERERŪ」ってどんな鳥?

ニュージーランドの森にだけ生息する大型の鳩で、別名を「ニュージーランド・ピジョン」と言うそうです。

国の法律で保護されているほどニュージーランドでは大切にされている鳥だそうですよ!

KERERU

大きさは?

全長50㎝くらいで、 体重は650800g!普通の鳩の2倍以上も大きいです!

羽音も重く大きいので頭上を飛ぶと「!!!」と、みんな気づくみたいです。

どんな色?

くちばしは赤く、胸と腹部は白。頭部から背中、羽先にかけてはエメラルドグリーンと紫色をしています。羽は光に反射するとグラデーションが映えて、とってもきれいです!
鳩を美しいと思ったのは初めてかもしれません?!

何を食べるの?

好物はタワ、タレア、プリリ、マタイなどニュージーランド在来木の柔らかい果実だそうで、直径1㎝もある実でも丸呑みしちゃうみたいです!

面白いことに、地面に落ちて自然発酵しかけた実を食べることもあって、たまに酔っぱらっているらしいですよ?!
そんな様子を是非目撃してみたいものですね!

どうして「KERERŪ」は大切な鳥なの?

ニュジーランドの原生林には大きな実をつける植物が多くありますが、もともとリスやネズミなど哺乳類鳥がいないので、「大きな鳥」が唯一の種の運び手なんだそうです。

かつてこの役割を果たしていたモアやハースト・イーグルなど古代の大型の野鳥が絶滅してしまった今、「KERERŪ」は同じことができる「大きな鳥」として、唯一の存在だということです。

ニュージーランドの森の生態系を守るためには、いなくてはならない本当に大切な鳥なんですね!

「THE GREAT KERERŪ COUNT」のイベント概要

GKC2020 YOKO
このイベントは、そんな大切な鳥「KERERŪ」の数や住んでいる場所、何を食べているかを明確に把握することを目的とした市民参加型の観測会です。

主催:Kererū Discovery, Urban Wildlife Trust

協賛:Wellington City Council, Dunedin City Council & City Sanctuary, Nelson City Council and Victoria University of Wellington

 こういった活動でネルソン市も協賛に入っているところが、ねるそにあん(ネルソンに住む人)としては誇らしいですね!

★期間:2020年9月18日~27日
観察と記録の方法

5分から30分ほどの観測時間を設けて観測する(散歩途中とかバスを待っている間でもOK)か、偶然の目撃かのどちらでもいいので記録をとります。

報告の方法

以下の3つの窓口のいずれかに報告をします。

  1. THE GREAT KERERŪCOUNTカウント報告ページ
  2. iNaturalistNAのイベントページ 
  3. iNaturalist NZのアプリ(スマホにダウンロードが必要)

 ※詳しくはイベントWEBサイト(https://www.greatkererucount.nz/)をご覧ください。

ネルソンだったらどこにいそう?

GKC watch
とりあえず自然がいっぱいあるところですよね?!

NelsonCityCouncilのサイトでは「Nelson Nature」というページで、ネルソンの自然について紹介しています。参考にしてみるといいですね。


たとえ目撃「ゼロ」でもそれを報告することが大切みたいなので、気軽に参加してみてください!

まとめ

もしネルソンでKERERŪが見られたら、めっちゃ自慢できそうです!ニュージーランドの素晴らしい自然を守るためのお手伝いが、レジャー感覚で楽しみながらできるのであれば一石二鳥ですよね!鳥だけにv( ̄∇ ̄)v 行楽シーズンの春、お出かけ先が自然の中ならちょっとKERERŪのこと、気にかけてみてください。